最も目を引くのは、カオス(混沌)の中心からマグマのように湧き上がる「深紅」のエネルギー。それは単なる色彩ではなく、命の鼓動そのものです。その周囲を囲むアースカラーや深淵のブルー、そして生命の息吹を感じさせる黄や緑が、互いに反発し、あるいは溶け合うように存在しています。
画面を引き裂くように、かつ優しく全体を繋ぐように走る白の立体的なラインは、あらゆる葛藤や光の記憶をすべて受け入れる「抱擁」の腕(かいな)のよう。見る者の内にある情熱や、まだ見ぬ可能性を優しく包み込み、深く共鳴(resonance)していきます。




